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インタビュー

【就活ガセNEWS】圧迫面接でPTSDに陥った都内の学生に3000万円の損害賠償

2015年06月30日

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裁判所は今月10日、就職活動中だった都内在住の男子学生Aさん(23)に対して圧迫面接を実施し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に追い込んだとしてB企業側に3000万円の損害賠償を支払うように命じた。

調べによると、B企業は昨年の3月、就職面接に訪れたAさんに対し、「きみの話はつまらない」「きみのような人間は社会で通用しない」などと再三にわたって恫喝する発言を繰り返し、意図的な「圧迫面接」を実施。

その後、極度のストレスにさらされたAさんは、摂食障害、対人恐怖症といったPTSDの症状に半年間悩まされ、その後の就職活動が困難な状況に追い込まれたという。

Aさんは利益活動を大きく損なわれたとして、今年1月にB企業側を提訴。裁判では、AさんのPTSDとB企業側の圧迫面接との因果関係を立証できるかが判決のカギを握るとし、その行方が注目されていた。

勝訴を勝ち取ったAさんは判決後、「まだもらえていませんが、内定がもらえたくらいうれしい」と、疲れた表情の中にも笑顔を見せた。

一方、3000万円の支払いを命じられたB企業側のC弁護士は、「納得がいかない。即刻控訴の手続きをする」とし、今後も法廷での争いは論議を醸しそうだ。

 

……と、ここまで読まれた賢明な読者の皆さんならお気づきだと思いますが、

このニュースは全くの「ガセ」です。

ありそうな話ではありますが、このような形で実際に裁判になったとしても、やはり就活生のPTSDと、圧迫面接との因果関係を立証するのは難しく、このガセニュースのように就活生側が勝訴する可能性は限りなくゼロに近いというのが現実です。

ゆえに、圧迫面接に負けてPTSDになってしまうよりは、それを乗り越え、うまく対処する方法を前向きに考えたほうが賢明といえます。

 

では、そもそも圧迫面接とはどういうものなのでしょうか?

「圧迫面接」は、もともとアメリカの企業で生まれた面接手法のひとつ。就職希望者に対し意図的に威圧的な態度や、回答困難な質問を繰り返し、心的圧力を加えながら、そのストレス耐性を試すというものです。

 

なぜ、そんなにもストレス耐性が重要視されるのでしょうか?

大きな理由としては、「若くて優秀な人材の流出を防ぐ」ことにあります。穏やかな学生生活から、厳しいビジネスの世界に入ると、困難な状況に耐えられず早期に退職してしまう若手社員が少なくありません。企業側としては、早期の退職者は大きな損失となるため、面接の時点でストレス耐性を試し、より困難に強い人材を採用しようと考えるわけです。

 

不条理な要求にも耐えられる高いコミュニケーション能力

また、「不条理なビジネスの世界にも対応できる、高いコミュニケーション能力を見極める」ことも目的として考えられます。ビジネスの世界では、学生たちが思っている以上に正論が通じない場面が多々あります。

取引先などに理不尽な要求をされたとしても、冷静かつ前向きな対応で、企業の利益につながるコミュニケーションをとらなければなりません。

 

嫌な奴でも避けられないのがビジネス

学生時代であれば、「ムカつく」と感じる人物がいれば、容易に遠ざけることができます。しかし、遠ざけたはずの“嫌な奴”も自分と同様にやがて就職し、ビジネスの世界に入ることを忘れてはいけません。

そうです。ビジネスの世界では、“嫌な奴”と仕事をしなければならないのです。

取引先の担当者が理不尽で“嫌な奴”だったとしても、自分の意思では遠ざけることができません。しかも幅広い年代の人々が働いているわけですから、“嫌な奴”遭遇率は極めて高くなると考えたほうがよいでしょう。

このような状況で働くことは大変なストレスとなります。しかし、ビジネスの世界ではごく当然な状況でもあるので、それをストレスに感じない強いマインドとコミュニケーション能力が必要とされます。

 

圧迫面接は、脈ありの人材と判断された証拠?

これらの理由で、企業側は圧迫面接を実施するわけですが、最近はSNSなどで企業の評判が落とされる危険性もあるため、やたらに実施する企業は少なくなっています。そんな中で、もしあなたが圧迫面接で試される場面に遭遇したら、それはむしろ脈ありの人材と判断されたケースと考えて良いかもしれません。

 

有効な対策は、“受け入れ”からの“前向き姿勢”

では、圧迫面接で理想的な対応とはどういうものなのでしょう?

たとえば「きみのような人間は社会で通用しない」などの人格を否定するような面接官の発言があったとしたら、それは概ね芝居です。それを真に受けて感情的に反論するのはNGです。

ここでは、反論するのではなく、それを一旦受け入れることが重要。

「人生の先輩方から見れば、自分は未熟者なので確かに社会で通用しないかもしれません」

次に前向きな考えを示します。

「これからさまざまな人生経験を積んで、社会に貢献できる人間に成長したいと思います。そのためにも貴社に入社し、先輩方から多くのことを学びたいという気持ちがより一層強くなりました」

この「受け入れ」→「前向きな意思」のパターンであれば、NGとなる可能性は低いでしょう。否定から入らないことは、ビジネス・コミュニケーションの基本でもあるからです。

「なんで?なんで?」の質問ツッコミ型の圧迫面接でも、回答に窮した場合は素直に状況を受け入れ、前向きな姿勢を示すパターンが有効です。

「申し訳ありません。自分の思慮がまだまだ足りていないようです。これからはもっと物事を突き詰めて考えるクセをつけたいと思います」などと前向きに答えれば、沈黙や的外れな回答といった最悪の事態は回避できるでしょう。

 

いかにハッタリをかませるか?

圧迫面接は、「ストレス状況下においても、冷静かつ柔軟な対応ができるか」という試験ですから、細かい発言の内容よりも、“態度”が重視されます。どんな状況でもいかに笑顔で「ハッタリ」をかませるか? それが圧迫面接を乗り切る最も大切なことなのです。これらを参考に、意地悪な面接官の心をつかんでみてはいかがでしょうか?

 

(text:千葉慶博/KWC)

 

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