スタジアム観戦がもっと楽しくなる! スタメシ+(プラス)
2015年07月01日
スポーツ観戦は、テレビ中継もいいけどやっぱりスタジアムが一番! 生で感じられる競技の迫力はスポーツの醍醐味と言えるでしょう。
スタジアムに行くほどスポーツ好きじゃないし…というアナタもご安心を。今のスタジアムには、スポーツがそこまで好きじゃなくても楽しめる“コンテンツ”があるのです。それは、ずばり“メシ”です。スタジアムのご飯なんて、高いし、冷めているし…なんてイメージはもう古い! 現代のスタジアム飯、略して“スタメシ”は、おいしくて、楽しいんです!
そこで、この連載では、スポーツを知らない人でもスタジアム観戦を楽しめる(スポーツファンなら、“もっと”楽しめる)、“スタメシ”を紹介。さらに、スタジアム近辺で観戦の行き帰りに立ち寄れるプレイスポットの情報もお届けしていきます。
さて、栄えある第1回は、プロ野球の千葉ロッテマリーンズの本拠地・QVC千葉マリンフィールド(以下千葉マリン)へ突撃しました。
球場について目に飛び込んでくるのが、この屋台の“群れ”です。
これは千葉マリンに限ったことではなく、試合開催日にスタジアム周辺にこうした屋台が出るのは今では“普通”の光景になっています。まるで縁日のようでテンションがあがりませんか?
10数店舗が並ぶので、どれを頼もうか迷います。じっくり選びたい人は、試合開始の1時間前にはスタジアムに着いていることをオススメします。
ひと通り品定めしてから、今回は下記の2品をチョイスしました。迷ったせいで、試合開始ぎりぎりになってしまったので、球場に持ち込んで食べることに。
まずは1品目。スマイルデリの「ガパオ丼」(700円)です。
女性に人気のタイ料理とあって、この日もたくさんの女性ファンが列をなしていました。マヨネーズ、キムチ、高菜などが無料でトッピングできるので、自分好みの味にできるのも◎です。具は大盛りですが、野菜が中心でヘルシーなので、ぺろりといただけます。
続いて、もう一品。からあげ大将亭の「塩唐揚げ」(600円)。
からあげ大将亭は市原市八幡宿で人気の唐揚げ店。地元の味を楽しめちゃうのもスタメシの魅力のひとつです。揚げたてなので、ホクホク。もちろん、外はカラッと中はジューシーという、おいしい唐揚げの鉄則もきちんと守られています。お酒にも合うに違いありません。では、飲みましょう!
スタジアムのお酒といえばビールが定番ですが、今回訪れた千葉マリンならではのお酒を味わうとしましょう。
それが。選手をイメージして作られた「プレーヤーズカクテル」です。さまざまな選手のカクテルがあるなかで、この日の試合で貴重な同点打を放った、アルフレド・デスパイネ選手をイメージした「キューバの至宝・デスパカクテル」(700円)をチョイス!
キューバ出身でをイメージし、ラム酒をベースにライムやバナナリキュールを使用して作られたカクテルで、「南国の海」にいるかのような気分にさせてくれます。
そうこうしているうちに試合も佳境へ。スタメシの戦いも“締め”に向かいます。千葉マリンといえば、これを外すわけにはいきません。それが「呪いの弁当」です。知らない人に説明しましょう。千葉ロッテでは、売り出し中の選手をイメージしたお弁当を発売しているのですが、発売と同時にその選手がケガをしたり、不振に陥ったりという“呪い”が発動してきた歴史があるのです…。
今回、私が選んだのは「井上晴哉満腹丼」(1050円)です。
明るいキャラクターと、女子プロレスラーにちなんだ“アジャ”という呼び名で愛される井上選手をイメージした一品。100kgを超える体重の井上選手も満足できる量のアグー豚を使った豚丼です。スパイスが絶妙に効いているので、どんどん箸が進みます。無事に完食しましたが、やはり「満腹丼」です。今回のスタメシバトルはここで打ち止めにしましょう…。
ちなみに、昨シーズン新人としてブレイクしかけた井上選手にも“呪い”が発動し、弁当が発売した後に二軍落ちをしてしまいました…。そんなスポーツのネタを話しながらスタメシを味わうのは、最高のスポーツ観戦のひとときと言えるでしょう。
試合もこの日はホームチーム、ロッテが勝利(メシの話ばかりで試合展開にいっさい触れていませんが…)。気持ちよく帰路につけるところですが、余力がある人は下記のスポットにも足をのばしてみてはいかがでしょう?
奥に見えるのがイオンモール幕張新都心。2013年12月にオープンした大型ショッピングセンターです。買い物をするもよし、広大なフードコートで夕食を食べて帰るもよし。家族連れなら絶対にオススメです。
千葉マリンからは徒歩で15分。試合の余韻にひたりながら散歩がてら立ち寄るのにちょうどよいでしょう。
野球観戦にグルメにショッピング…。なんて充実した1日なのでしょうか。「スタメシ+」では、今後もスポーツ観戦では飽き足らない“欲張り”なアナタのために、各スタジアムを回っていきますので、お楽しみに!
(text:大河内博雄/KWC)