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インタビュー

思春期女子の友情に異変? “親友”の定義が崩壊中!

2015年06月30日

思春期女子の友情に異変? “親友”の定義が崩壊中!

毎日元気に学校に通ってはいても、実は悩みや葛藤が多い思春期女子。今回はイマドキ思春期女子の「友人関係」に関する迷言とその言葉の裏側について、児童心理や学校問題に詳しい山脇由貴子さんに解説していただきました。

「ゴハン食べてたって友達にはソッコー返信でしょ!」

食事中でもスマホを手放さないSNS中毒の女の子が増えています。理由を聞けば、返って来る答えは「だって友達にはソッコー返信でしょ。友達大事だもん」。でもその裏に潜むのは、「投稿の返信が遅いと嫌われる」「友達のタイムラインを全部チェックしないと話題についていけなくなる」という強迫観念です。

彼女達が特に恐れるのはSNSの“グループ外し”。これは「あなたはもう友達じゃない」という宣告に値するのです。既読スルーした、KYな発言をした、返信が遅かった……そんなささいなことで壊れる関係なら、「そもそも友達とは呼べないのでは?」「ずいぶん希薄な関係なのね」と親世代は思うかもしれません。

ですが、彼女達はその関係の危うさや希薄さに気づいているからこそ、必死になる。
仲間から外されて“孤独”になることが怖いのです。

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「親友は大切。だから本音は言いません」

これもたくさんの思春期女子から聞く言葉です。親世代では「本音が言えるからこそ親友」というイメージでしょう。でも彼女達は、「こんなこと言ったらドン引きされるかな?」「相談したら重いかな?」ということは話しません。親友と思っている子に嫌われたらイヤだから、嫌われたら関係が切れてしまうから……。

さらにインターネットの学校裏サイトやコミュニティも怖い。匿名だから対面よりも悪口を広めるハードルが低く、無責任な作り話も混ざります。日常的に誰かの悪口で盛り上がっているし、自分だって標的になるかもしれません。

昔も今も、思春期女子が友人の悪口を言うのは同じですが、「誰かにヘンな話をしたら、ネットに書き込むかもしれない」……そんな疑心暗鬼から生まれる緊張感は、親世代にはなかったものです。

コミュニケーションが「対面」と「ネット」の二重構造になっている彼女達にとって、「本音を言っても大丈夫」と自信が持てるような強い友情を結ぶのは難しいこと。でも孤独が怖いから、親友だと思える相手はほしい。だから「楽しい話だけして、仲良く、長くつきあえる関係」を望むのです。

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「悩みはネットで相談すればいい」

では友人に話せない悩みはどうするのかと言えば、これもネット。大きな掲示板に書けば、自分のことをまったく知らない人がアドバイスを寄せてくれますよね。リアルな友人に対する緊張感も感じなくていいですし、ネットで優しい言葉をかけてもらえば癒された感覚を得られるわけです。

でもここには危険が潜んでいます。回答者の中には、親身なフリをしてウソを教える人もいる。中には「それは大変だね。会って相談に乗るよ」と誘う男性もたくさんいます。そして、実際に会いに行って性的被害を受けてしまうんです。

このタイプの被害は非常に表面化しにくく、事件化されるのは氷山のほんの一角。女の子は自分から会いに行ったという引け目があるから、親にも友人にも言いません。仮に相談したとしても、多くの親は自分の娘にも非があると考え、被害届を出すのをためらうのです。

親が子どもを守るために必要な4つのこと

思春期は自立に向かって親から離れて行く時期ですから、親に秘密事が増えるのが健全な成長です。とはいえ、スマホが交友関係のメインツールになったことで、いじめや犯罪に巻き込まれていても親が気づきにくくなっているのは事実。親は以下の4つのことを押さえておきましょう。

1.スマホの使用ルールを子どもと一緒に決める
子どもを含めた家族会議で、「使用ルール」とそれを破ったときの「罰」を決めて、守りましょう。罰を使用禁止にする場合、長期間使えなくなると仲間から外されるリスクもあるので1日程度、長くても3日以内に。
2.通話明細をチェック
事前に「親が通話料を払っているうちは、通話明細を確認するよ」と宣言し、明細は紙で受け取るようにするのがオススメ。仲が良い友人の連絡先は把握しておき、怪しい着信や発信があったら確認を。
3.スマホの扱い方に変化があったら要注意
「いつも持ち歩いていたスマホを部屋に放置するようになった」「通話料が大きく増減した」などは交友関係に変化があった暗示。いじめやトラブルに巻き込まれている可能性もあるので、生活の様子を注意して観察しましょう。
4.家族でネットから離れる時間を作る
ネット依存にしないために、休日には家族全員がネットから離れてコミュニケーションする時間を作りましょう。レジャーに限らず、買い物、外食、家でDVD鑑賞などでも十分です。

協力:山脇由貴子さん

都内児童相談所で児童心理司として19年勤務。年間200家族以上の相談や治療を行う。2015年春、銀座に山脇由貴子心理オフィスを開設。著書に『教室の悪魔』(ポプラ社)『友だち不信社会』(PHP研究所)他。

http://www.office-yamawaki.net

(text:二小林仁子/KWC)

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