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インタビュー

色で解決!? 子どものやる気を引き出す学習環境作り

2015年06月30日

色で解決!? 子どものやる気を引き出す学習環境作り

皆さんは、子どもの勉強のやる気を起こさせるのに苦戦していませんか? ご褒美で釣ってみてもやる気が出るのは一時的で、なかなか継続しないもの。そこで、「色」というアプローチで子どものやる気を引き出す方法を、色彩心理学博士の高橋佳子先生にうかがってきました。

色=太陽の光。人間の心や体に大きく作用する

「色」は空気と同じような当たり前の存在で、色について考えることはあまりないですよね。「色」とは、可視光線が脳で「色」として認識されたもの、つまり、人間が目にすることのできる太陽からの光、エネルギーのことなのです。太陽が人間が生きていくのに欠かせない存在であるように、色も人間に大きな影響を及ぼしているのです。

色彩心理学とは、色と人間との関係性を心理学的に見つめ、色彩が心の諸要素とどのように繋がっているのかを紐解いていく学問です。色は、皆さんが思っている以上に私たちの心や体に大きく作用します。「こんなことで?」と思うかもしれませんが簡単にできることもあるので、ぜひ色を学習環境に取り入れて、色が与えてくれる効果を実感してみてください。

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記憶したいことは、自分の好きな色で

授業中、「一番重要なことは赤、次に重要なことは青」などと先生が指示して、その通りにノートを取っている子は多いでしょう。色分けルールを決めるのは大切なことですが、色彩心理学の観点では、「その赤や青は本当に自分が好んで選んだ色なのか」が重要になります。例えば、赤が好きではない子が重要なことを赤で書いても、実はあまり頭に入らないもの。一番記憶しやすいのは、自分の好きな色で書いたことなのです。

好きな色を見つけるには、親子で対話をしてみましょう。子どもと一緒に12色の色鉛筆を見ながら、1色ずつ「この色をどう思う?」と問いかけてみてください。すると、「嫌い」の奥にあった過去のトラウマや、「好き」の奥にあった楽しい思い出などが引き出され、真に子どもの求めている色がわかってくるはず。親子で見つけた「好きな色」をペンケースに足して、「ノートをとるときに使ってみよう」と子どもに提案してみましょう。重要なのは、親が押し付けるのではなく、本人が心地良いと思う色を自ら進んで使うということ。これだけでノートを取ろうとする意欲や記憶力に変化が表れるはずです。

そして、しばらく経ったら「色を使った感想を聞いてみる」というのも大切なプロセスです。「好きだと思って使ってみたけど、違う気がする」など、子どもが違和感を感じたときは、再び色と向き合いながら新しい色を探してみてください。

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勉強部屋の照明や壁紙、ノートの色にも学力アップのカギが

植物が太陽をいっぱい浴びて元気に育つように、人間も太陽をいっぱい浴びると元気になりますよね。それは、太陽の光は全色がバランスよく入っている「フルスペクトル」だから。一方、蛍光灯の光は、太陽の光と比較すると足りない色や要素が多く、蛍光灯の光に長く当たっていると身体にストレスがかかり、学習を妨げるという研究結果が出ています。

そこでおすすめしたいのは、勉強部屋には太陽光に近い照明である「フルスペクトルライト」を使うこと。これだけでストレスが軽減され勉強効率が上がります。また、壁紙やカーテンなどをクリームやオレンジを感じさせる暖色系の色に替えるだけで「心が落ち着く」「学習能力が上がる」「記憶力が高まる」というデータも出ています。

「照明や壁紙を替えるのは難しい」というご家庭は、学習机の正面などの目に入る場所に、見ると元気が出る色、例えばペン立てを好きな色にしたり、観葉植物を置いたりして、視界に色を取り入れるのも効果的です。ノートを色つきのものやクラフト紙などに替えるのも、気分転換になって勉強効率が上がるというデータもあるんですよ。

高橋佳子

日本色彩心理学研究所代表、色彩心理学博士、心理療法家。2003年、アメリカ大学院大学(ミズーリ州)において世界初の色彩心理学博士号(Ph.D)を取得。2004年に日本色彩心理学研究所を設立し、色彩心理学教育活動に尽力するかたわら、教育、福祉、生涯学習などの分野において講演を行う。9/9(水)に「子どもの学習能力と色彩との関係 〜子どもの集中力を高めるために〜」講座を開講予定。詳細は日本色彩心理学研究所HPへ。

http://www.nihon-shikisai-shinrigaku.com/

(text:奈良恵里子/KWC)

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2017/07/03
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