『お取り寄せ&ご当地グルメ2016』×『焼酎ぴあ』コラボ企画! もう一度食べたい“お取り寄せグルメ”に“焼酎”を合わせてみた(後編)
2015年12月15日
『お取り寄せ&ご当地グルメ2016』編集スタッフが選んだリピート必至の逸品に、『焼酎ぴあ』に登場した焼酎マイスターが「最高にマッチする焼酎」を選ぶ今回のコラボ企画。焼酎探しに旅立った「前編」に引き続き、後編では編集部員がグルメと焼酎を実食して、その“ベストカップルっぷり”をジャッジします!
※前記事「もう一度食べたい“お取り寄せグルメ”に“焼酎”を合わせてみた(前編)」
実は今回のグルメのセレクト、『お取り寄せ』チーム内では「これに合わせるのは無理でしょ!」というものを選んだつもりでした。しかし、さすがは『焼酎ぴあ』編集スタッフと業界が誇る“焼酎の伝道師”・東條辰夫さん! 『お取り寄せ』チームの面々は、幾度も唸らされてしまったようで…。
【1品目】「にいがた和牛清酒漬け霜降りジャーキー」×「宮の鶴」(泡盛)
それでは、今回選ばれたグルメと焼酎の組み合わせを振り返りつつ、編集スタッフたちの感想を聞いてみましょう! 実食に参加したのは数々のグルメ本編集のキャリアを持つ舌の肥えた「K夫」、何よりもスイーツが好きな「N女史」、そして“ことあるごとに”うんちくをたれたがる「Oディレクター」の3名です。
日本一の米所・新潟県で育った和牛霜降り肉を清酒「八海山」に漬け込んだ、贅沢なビーフジャーキー。保存は冷凍ですが、食べる前に常温で解凍を待つと表面の脂が次第に溶け出し、ツヤツヤとして食欲をそそります!
なんでもこのジャーキー、撮影スタジオでは“飲んべえ殺し”だったとか。フォトジェニックなビジュアル、艶やかな油分、あたりに漂う八海山の香り……。「もう仕事のことは忘れて飲もうかと思った」というスタッフもいたとかいなかったとか。
しかし「清酒漬け」のグルメに合う焼酎なんてあるのでしょうか? 東條さんが約5000種の焼酎から選んだジャーキーに焼酎は…泡盛「宮の鶴」! 日本酒と同じく米を主原料とする焼酎をセレクトしてくれました(泡盛の主原料はタイ米)。
はたして…その相性は? 今回、「宮の鶴」は「水割り」でいただきます。
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K夫「濃厚でオイリーなジャーキーだけど、泡盛のおかげで後味もスッキリ! 飲んだあとに肉の旨味が返ってきて、またひとくち食べたくなるね」
N女史「一枚肉の贅沢なお肉というだけでも目がないのに、泡盛が一緒だと一気に食べてしまいそう!古酒タイプの泡盛だとどうなるかも試したくなりました!」
Oディレクター「そういえば沖縄みやげにはジャーキーも多いよね。ジャーキーの濃い味と泡盛の深いコクの相性は最高だ!」
「日本酒×焼酎」の組み合わせは、米同士のマッチで解決できた様子。泡盛は初めてという編集スタッフも、おいしいジャーキーと相まってグイグイお酒が進んでいました!
【2品目】「飛鳥の蘇」×「麦冠情け嶋」(麦)
「蘇」とは、牛乳だけで作った“古代のチーズ”のこと。飛鳥時代にあたる七世紀頃にはすでに日本で作られていたという、伝統的な加工商品です。その当時は、限られた身分の人だけが食せたという“超高級食”でもあったとか。
『お取り寄せ』本の制作当時、その重厚な歴史の説明から、編集スタッフたちはみな訝しげに口に運んだものの、その独特の香ばしさと甘みがクセになり、ひとくち、またひとくちと虜になる人も多くいました。東條さんも「すごくおいしいね、止まらなくなるよ!」と語るほどです!
しかし、焼酎よりも歴史のある食べ物に合う一杯は、はたして見つかるのでしょうか?
そんな心配をよそに、東條さんが飛鳥の蘇をひとくち食べて即答したのは「麦焼酎」。中でも麦チョコのような香りをもつ「麦冠情け嶋」で間違いないとのこと。
歴史を超えた未知の遭遇、果たしてどんな味の発見があるのでしょうか? 今回は「麦冠情け嶋」の香りを引き立てるために「お湯割り」で味わっています。
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K夫「香ばしくて自然な甘みもある飛鳥の蘇に、クセがなくお湯割りでやさしい味わいになった焼酎がピッタリだね」
N女史「普段はお酒もチーズも、クセの強いものは苦手なんですが…。蘇の後味を焼酎がいい感じに中和してくれて、おいしかったです!」
Oディレクター「歴史的な加工品では『醍醐』は聞いたことがあったけど、蘇を食べたのは初めて。とにかく香ばしい焼酎との相性もバッチリで、この組み合わせは家に常備したい!」
「麦冠情け嶋」は、離島の八丈島で生まれる人気の麦焼酎。「飛鳥の蘇」に限らず、同じ八丈島が誇るクセが魅力の名産品「くさや」とも非常にマッチするそうです! 同じ素材、同じ地域で揃えることも、焼酎選びでは重要なんですね。
【3品目】「マーロウカスタードプリン」×「六調子 青」(米)「昇龍」(黒糖)
ダンディな男性のイラストが描かれた、手作りビーカーに入ったこちらのプリン。北海道根釧地区の牛乳と動物性飼料を排除した食菜卵を使用した逸品で、甘さはあっさりとしていて、牛乳とたまごの旨味・コクがたっぷり味わえる、大人も大満足のプリンです。
今回『お取り寄せ』本ではプリンの食べ比べを実施。数々の絶品プリンの中でも、多くの編集スタッフが「おかわり!」といったのがこの「マーロウカスタードプリン」でした。
プリンと焼酎、あまり聞き慣れない組み合わせにも、東條さんは自信満々に焼酎をセレクトしてくれました。選ばれたのは米焼酎の「六調子 青」。さらに追加で黒糖焼酎の「昇龍」も強く推してくれました!「六調子 青」は「水割り」、「昇龍」は「ロック」で用意しています。
さて、プリンと焼酎の相性は? 米焼酎と黒糖焼酎で味わいの変化はあるのでしょうか?
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K夫「プリンと『六調子 青』が口の中で混ざり合ったときに、全く違和感なく溶け合っていくのを楽しめる。カスタードの甘みを絶妙に引き立ててくれているね」
N女史「黒糖焼酎のポテンシャルにはビックリ! 『甘み×甘み』の組み合わせがこんなに濃厚な味わいを生み出してくれるなんて…」
Oディレクター「『六調子 青』で引き立てた甘みを、『昇龍』が“追い越す”瞬間が感動もの。『六調子 青』だけでも、『昇龍』だけでもこれほど驚かないかもね。感動した!」
スッキリと端麗でプリンを引き立ててくれる「六調子 青」、プリンの甘みをより濃厚にしてくれる「昇龍」。どちらも飲み比べてみると全員が唸る、見事なマリアージュを楽しませてくれました! 東條さん、本当にありがとうございました!
ご当地グルメだけ、焼酎だけでももちろん楽しめますが、複数の商品を組み合わせたり、食べ比べたりすれば、きっと新しい体験や思いがけない発見があるはず。「お取り寄せ×焼酎」なら、鉄板で盛り上がること請け合いです!
まずは『お取り寄せ&ご当地グルメ2016』、『焼酎ぴあ』を手にとって、お気に入りの品を探すところから始めてみませんか?
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【取材協力】
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