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独破力
松井大輔自伝本

松井大輔
(まついだいすけ)

1981年京都府生まれ。
 フランス、グルノーブル・フット38所属のサッカープレーヤー。 ポジションはMF。鹿児島実業高等学校卒業後、2000年に京都パープルサンガに入団。
 2002年には天皇杯優勝の立役者としてチームに大きく貢献する。 また、U-21日本代表としてトゥーロン国際大会3位を勝ち取り、自身も「ベストエレガントプレーヤー賞」に選ばれる。
 2003年にはアテネ・オリンピックを目指すU-23日本代表に選出される一方で、A代表にも選出されコンフェデレーションズカップ、 コロンビア戦で日本代表デビューを飾る。
 2004年9月、フランスのル・マンにレンタル移籍。「ル・マンの太陽」と呼ばれ、チームの1部昇格の原動力となる。
 2005年に同チームに完全移籍。月刊MVPを受賞するなど中心選手としてチームを牽引する。 その後、08年にはASサンテティエンヌ、09年からグルノーブル・フット38に移籍しフランスで活躍を続ける。
 2006年ドイツワールドカップ日本代表落選の悔しさをバネに、2010年南アフリカワールドカップでの活躍に向かって己を磨く日々。

独破力

『独破力』松井大輔・著
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【一部抜粋】
……ぶつかることはむしろいいことではないか――僕はそう思っている。なぜなら、成長を促すことになるからだ。 反対や対立というリスクを背負ってまで自分の考えやしたいことを押し通そうとすれば、結果を出すしかない。 結果で黙らせるしかないのだ。それができなければ、認めてもらえないばかりか、たんなる「わがまま」とか「口先だけの人間」 だとみなされてしまい、信用されなくなる。自分の生き方を通すには、なにがなんでも目に見えるものを見せつけなければならない。 おのずとことに臨む覚悟が違ってくるし、モチベーションも上がるのだ。僕自身、「意地でも負けてたまるか」と強く思った。 その気持ちがグラウンドの中でも外でも、壁を破り、道を切り開いていく原動力になった。(「プロローグ」より)




編集担当が語る制作裏話



●僕は異端児じゃない

当初、『異端児』というタイトルで進んでいたこの企画。が、「僕は異端児じゃない」という松井選手の リクエストによりタイトル変更へ。『独破力』という言葉は、1対1の局面でのドリブル突破や、自分の力で人生を切り開いていく 松井選手独特のスタイルを反映しています。「ドリブル突破」を略して「ドッパ(独破)」という意味も。


●坊主頭は大嫌い?

本書の制作過程で、松井選手の裏キーワードとして登場したのが「坊主」という言葉。 鹿児島実業高校時代、しぶしぶ坊主頭にして撮影した卒業アルバムを即座に捨てたエピソードや、 アテネ五輪でチームメイトの那須選手を坊主頭にさせたエピソードのほか、本書に載せられなかった坊主話も多数あり。


●とにかく前向き

単身フランスに渡ることで、身体だけでなく精神的なタフネスも身に付けた松井選手。 とにかく前向きな行動派で、悪いことは記憶から削除してしまう得意技を持っています。 それゆえ、本書の制作では、その悪い時の記憶を呼び起こしてもらうためにとても苦労しました(笑)。


●報道されなかった秘話が満載!

フランスリーグでのチーム内分裂や、アテネ五輪でのアクシデントをはじめ、 メディアで報道されていない驚きのエピソードを数多く語ってくれた松井選手。 エレガントな天才が、タフネスを身につけていく過程が興味深く、それらを淡々と語る彼の表情も自信に充ち溢れていました。





ワールドカップでは、松井選手は勝つ気満々です。岡田監督が標榜するワールドカップベスト4も 「決して夢じゃない」と語ってくれました。マスコミや一部ファンの「無謀だ」といった評価にも、 これっぽっちも屈する様子はありませんでした。本当にやってくれそうな気にさせてくれる、松井選手はそんな魅力的な人物です。 本人いわく「1勝1敗1分けで予選突破できるんじゃないですか?」。なんて頼もしい男なんだ!


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